2024年
11月27日
12.異法方宜論篇
東の民は海浜に住み魚を常食、鹹味も好む。
ゆえに東の民は顔色黒く肌のキメ粗く皮膚病多い。
その治療法は砭石(へんせき)がよろし。
西の民は獣・バター・チーズを常食し脂肪質で肥えている。
ゆえに外邪に傷られることなく内の病が多く漢方薬療法は西で発達した。
北方は陰気多く遊牧民で野に住む。
内臓が冷えているので灸が発達した。
南は陽氣盛んで高温多湿、酸味・発酵食品を食べる。
酸味多く麻痺や引きつり多く鍼が発達した。
中央の民は何でも食べ雑食で肉体労働も少ない。
ゆえに手足萎え冷えのぼせ悪寒発熱多い。
導引按蹻が適している。