2024年
11月27日
16.診要経終論篇
春は肉を軽く刺す
夏は絡脈を浅く刺す
秋は肌膚を浅く刺す
冬は甚だしきは骨肉深く刺す、軽い時は散鍼して散らす
春夏秋冬、四時季節に応じて刺す
春に夏の刺し方をすると呼吸浅く食欲不振
春に秋の刺し方をすると筋肉ケイレン、のぼせ、咳、驚く、泣く
春に冬の刺し方をすると水腫、とりとめなく言う
夏に春の刺し方すると無氣力になる
夏に秋の刺し方するとうつ、被害妄想
夏に冬の刺し方すると怒りやすくなる
秋に春の刺し方すると物忘れ
秋に夏の刺し方するとだるく横になりたがる
秋に冬の刺し方すると寒けする
冬に春の刺し方すると安眠出来ずうなされる
冬に夏の刺し方するとのぼせて麻痺が起きる
冬に秋の刺し方するとやたらに喉が渇く
太陽経脈氣が尽きると目を釣り上げ
引きつけ顔面蒼白、脂汗、悶絶する。
少陽経脈氣が尽きると
難聴、関節に力なくなる、瞳孔散大。
陽明経脈氣が尽きると目や口をやたらに動かし
落ち着きなくなり妄想口走り手足麻痺する。
少陰経脈氣が尽きると顔面黒ずみ
歯肉やせ歯が剥き出しになり腹満二便出ない。
太陰経脈氣が尽きるとお腹が張って呼吸困難、
ゲップ、嘔吐、二便出ず、皮毛枯れる。
厥陰経脈氣が尽きると胸熱く
口渇頻尿多尿舌巻き上がり睾丸縮む。