2024年
12月08日
32.刺熱篇
熱病の刺法
肝熱の病症:必ず小便黄色、腹痛、疲れやすい、ゴロゴロしたがる、身体中が熱する
邪熱甚だしいとビクビクし胸脇苦しい、頭痛、胆経引きつる、左頬が赤くなる
かのえ・かのとの日に甚だしくなりきのえ・きのとの日に大汗出す
足厥陰肝経、足少陽胆経を刺す
心熱の病症:不愉快、発熱
邪熱甚だしいと胸痛、胸苦しい、吐き気、頭痛、顔全体と眉間が赤くなる、汗は出ない
みずのえ・みずのとの日に甚だしくなりひのえ・ひのとの日に大汗出す
手少陰心経、手太陽小腸経を刺す
脾熱の病症:頭重、頬痛み、胸騒ぎ、吐き気、身熱、顔色青
邪熱甚だしいと腰痛、腹満、下痢、両顎の痛み
きのえ・きのとに甚だしくなりつちのえ・つちのとの日に大汗出る
足太陰脾経、足陽明胃経を刺す
肺熱の病症:悪寒、風に過敏、舌黄苔、身熱
邪熱甚だしいと呼吸困難、胸・背中痛、頭痛、発汗、悪寒
ひのえ・ひのとの日に甚だしくなりかのえ・かのとの日に大汗出る
手太陰肺経、手陽明大腸経を刺す
腎熱の病症:腰痛、膝・スネだるい、口渇、身熱
邪熱甚だしいとうなじ強張りスネだるく足裏熱く口が重くなる
つちのえ・つちのとの日に甚だしくなりみずのえ・みずのとの日に大汗が出る
足少陰腎経、足太陽膀胱経を刺す
患者の顔面が赤くなる部位
肝熱病:左頬 心熱病:ひたい 脾熱病:鼻 肺熱病:右頬 腎熱病:顎
熱病は水を飲ませてから刺す、薄着、涼しい部屋
熱病は陽経を瀉し陰経を補い汗が出たら止める両顎
第3椎は肺兪穴、第4椎は心兪穴、第5椎は肝兪穴、第6椎は脾兪穴、第7椎は腎兪穴
頬から目の下へ発赤が上行は腹の中に大きなしこり
両顎の下がりは腹満
頬の後方つりは脇痛
頬の上がりは飲食物が通らない