2024年
12月03日
28.通評虚実論篇
何をか虚実と言う?
邪気盛んなるを実、正氣奪われるを虚
重実とは大熱が充満し過ぎてる状態
重虚とは寸・尺脈も氣も虚してる状態
乳児が発熱し手足が温かならば助かるが冷たいといのちの危険
下痢に血が混じってる時
全身熱していれば死に至るが全身が冷えていれば助かる
下痢に白い泡の時
脈が沈んでいれば助かるが浮いてると死す
てんかん様発作は脈大きく滑らかなるは自然治癒する
脈小さく堅く引きつれてると死症
消癉(しょうたん)=糖尿病の
脈実してれば時間をかけて治療すると治る
脈がうつろで小さいと治らない
春は速やかに経絡を、夏は速やかに兪穴を
秋は速やかに六腑を治療し、冬は閉塞する
糖尿病、卒倒、半身不随、手足冷えて萎える、氣満、逆上など
肥えた者、身分の高い者は美食・過食による
飲食出来ず大小便通らないはうつが原因
足が不自由となるは寒と風と湿による
頭痛、耳鳴り、耳目口鼻、大小便の通じが悪いは
胃腸の働きに起因する