18.平人気象論篇

素問一覧 つれづれなるままに 1.上古天真論篇 2.四氣調神大論篇 3.生氣通天論篇 4.金匱真言論篇 5.陰陽応象大論篇 6.陰陽離合論篇 7.陰陽別論篇 8.霊蘭秘典論篇 9.六節臓象論篇 10.五臓生成篇 11.五臓別論篇 12.異法方宜論篇 13.移精変氣論篇 14.湯液醪醴論篇（とうえきろうれい論篇） 15.玉版論要篇 16.診要経終論篇 17.脈要精微論篇 18.平人気象論篇 19.玉氣真臓論篇 20.三部九候論篇 21.経脈別論篇 22.臓氣法時論篇 23.宣明五氣篇 24.血氣形志篇 25.宝命全形論篇 26.八正神明論篇 27.離合眞邪論篇 28.通評虚実論篇 29.太陰陽明論篇 30.陽明脈解篇 31.熱論篇 32.刺熱篇

健康な脈と疾病の脈

平人（健康人）の脈はひと呼吸に２搏づつ

吐いて２搏、吸って２搏、呼気と吸気の間に1搏

平人は常に胃の氣を受く

春の脈は微弦、夏の脈は微鉤、長夏の脈は微軟弱、

寸脈のあたりが短いは頭痛、長いはスネの痛み、

あとからあとから追いかけて来るは肩背の痛み

脈の現れ方が陰陽の理にかなっていれば治りやすい

秋の脈は微毛、冬の脈は微石

尺膚が青いと脱血、尺膚カサカサは汗の出過ぎ、

尺膚冷たいは下痢、尺膚熱いは体内に熱がこもっている